Unbalance + Automatic ※ and I love you

2004年~2007年 29歳~32歳の情念ノート

とりとなめくぢと自由


自由に飛ぶほどに、より空高く舞おうとするほどに、とりの羽はもがれはだかになっていき、強い胸筋はいつしか衰え墜落のときも近い。


とりに飛ぶことを教えたのは誰なのだろう。夢や自由をとりに教え誘惑した蛇はどこにかくれやがった。


それともとりはとりだから自らの意志でそらを夢見、羽ばたこうとしたのだろうか。

おれはとりじゃない。地を這うなめくぢだ。

だから飛ぼうなんておもわねー。



そらは見るものであって飛ぶものじゃねー。じめじめしたところで安気に暮らすのさ。夢なんてみねーよ!