Unbalance + Automatic ※ and I love you

2004年~2007年 29歳~32歳の情念ノート

映画「ゲド戦記」感想(けなしモード)


レイトショーで見てきました。

中盤までは陰鬱ながらも原作を知っていれば理解できるかなーというかんじの描写で、まあ我慢できる範囲だったのですが、後半以降全ての面においてぐだぐだでした。

原作ファンもジブリファンにとってもまったく楽しめない、わけわかんねー駄目映画になってると思います。

カントクはなにか観客に説教がしたいらしいんですが、その説教もまったく印象に残りませんでした。

アレンのキれる若者的、無気力ニート的な描写のみ面白いと思ったし共感もしたんですが、納得いかないまま良い子ちゃんになってしまうし、もうぜんぜんだめです。

笑うしかねーな。アハハ。


個人的に気になるところは、農業とかやって大地に根ざしたことをやれば人間性が回復する、的な幻想です。
おもひでぽろぽろ」でもそういう幻想が描かれていたような気がしますが、そういうの幻想ですから。
と、実感と直感によって断言しておきます。

そういうの好きなんだったらヤマギシで洗脳でもされてこいや。