2005-04-27 無題 創作詩 灰色の空間の底に君は立ちうすぼやけた世界の背景はキリコの絵の無限回廊そらにはぼやけたシャンデリアが見えずっとうえは暗く見えず君は地面に倒れちいさなうめきをあげにぶく悶えていてどうすればいいのかわからないどうしたらいいのかわからないうでを顔の下に組み涙ぐみだが泣けはせず目をとじうすく白いはねか生えてゆっくりとぼんやりと君は回廊の向こうへとぶバケツの底には黒泥がこびりつき青い雨は降ってくるし太陽は無論黄色い木々は紅いし人の顔は虹色僕の目は白黒の縞白い翼ブラジルヘトベ星は瞬く