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2004年~2007年 29歳~32歳の情念ノート

四谷シモン人形館

今日は日曜日働いた分の代休。
朝は11時ごろまでごろごろ。
起き出して、みのもんたや、教育テレビをみていると、ひきこもり時代が思い出されてイヤな気持に。





二時過ぎから、前々から行きたいと思っていた「四谷シモン人形館」に行く。
隣の市(香川県坂出市)にあるのね。最近出来たの。ちょっと縁があってその存在を知ったんだけど。


四谷シモンは渋沢龍彦の絶賛を受けて有名になった人形作家。現在では「球体関節人形展」なんていうイベントも開かれたりして、メジャーになりつつある「人形芸術」だが、四谷シモンは日本における、その先駆けと言えるのではなかろうか。ってそんな詳しくは知らないけど。
(四谷シモン公式ホームページhttp://www.simon-yotsuya.net/ )


人形館「淡翁荘」は地元の名士が住んでいた、昭和初期に建てられたモダンな建築。
これだけでも見る価値があるのだが、館の風情をそのままに保った空間に、絶妙に人形が配置されている。
玄関・居間・書斎・古い巨大金庫の中、元トイレだった部屋、浴室だった部屋、納戸の中、階段の上、などに人形たちが素晴らしい存在感をもって佇んでいる。
トビラを開けるとそこに人形が!というシチュエーションは、ある種お化け屋敷ようでもある。
二階にあった白い天使と黒い天使の人形が気に入った。


関節や内部構造を露わにした人形たちは、まちがいなく「からくりサーカス」に登場するフランシーヌ人形をはじめとする人形たちのモデルとなっている。


上手くいえないが、この人形たちは本当に素晴らしい!
ただ残念なのは、渋沢龍彦が絶賛を送ったその当時、1970〜80年にかけてつくられていた美しい、危うい少女の人形が見られなかったこと。
渋沢がシモンの人形を絶賛した、その生原稿は展示してあるのに、肝心の少女たちが居ない。それだけはチョト残念。


こんな空間が地元にあるということを誇りにさえ思う。行って良かった。
ちなみに平日の3日間しか開けないのよね。しかし、敷居を高くするだけの価値がある空間なのは間違いない。







三時半から、知人の家に行って買ったばかりのパソコンのてほどき。
知人Kさんは45歳、毒男。ここ8年はひきこもりという方。
まあ、体に障害があるからなんだけど。


ぱそこんを買ったのはいいが、よくわからないし、操作の面で問題があるらしい。
状態を確認するに、やっぱマウスが上手く操作できないみたい。拘縮がある上に、緊張によって震顫が起きるではやっぱむずかしいわな。


とりあえずキーボードでの操作をアドバイス。そのほか初期設定とか、回線接続の申し込みとかもしてきた。障害者向けの使いやすいマウスとかあるらしいので、調べて注文すると約束。


Kさんがこの日記にコメント入れてくれるようになるのは、いつの日になるやら。


Kさんとこの庭の手入れの仕事(バイト)ももらってくる。
この方との縁については、またいつか書くことになると思う。


その後、温泉にいけたらいーなと思っていたのだが。腹具合が悪いので断念。
いまも、なんかイマイチ調子悪い。
まあ、日記をまとめ書きする余裕はありますが。


そんな一日。